今ある環境でどう楽しむか

2021年も春がきました。

ニューヨークでは、ようやく寒い日々が終わり、待ちに待った桜もこの暖かい気候であっという間に散ってしまいました。

思い返すと昨年の今頃は、春なのに雲行きの怪しい空気感、この先どうなっていくのかという不安に包まれていた時期です。

先日、1回目のワクチン接種を受けてきました。こんなことを口にしても、アメリカにいることの恩恵を受けている日本人のたわごとにしか聞こえませんが、少なくともニューヨークで街歩きをして見える空気感だけをみても、昨年に比べるとずいぶん「ノーマル」な生活に戻ってきた印象があります。

とは言っても、日本を含め、世界的に見ると多くのウィルスが変異種に置き換わり、再び感染拡大が起きている現状をニュースで見ると、まだまだ楽観的でもいられない状況が続いています。

そうすると、さて、この状況の中で自分はどうするべきなのだろうか、どうやって物事を進めていくのか、自分は何をやるべきなのだろうか。そんな想いが頭をめぐります。

この世界的な大きな出来事によって、数十年分くらいの大きな世の中の動きが一気に進んだ気がします。この一年で、働き方も大きく変わって、リモートワークが定着し、自分の人生について考える機会となった人も少ないと思います。

私もそのうちの1人です。
こんな状況で何をすべきか、どう動くべきか、そもそも私は何をしたいのか。

どうやったら外に出にくい環境でも、箕澤屋に行けない環境でも物事を進めながら楽しくいられるか、活動をしながら自分も楽しめるか、そんなことをひたすら考えていました。

そこで改めて意識したのが、できないことはたくさんある、やめる理由なんていくらでもある、でもこの環境だからこそできることもある、続けていくためには、自分が楽しいと思うことと結びつけよう、ということです。

そんなことを意識し、いつも助けてくれているだいすけくんと、この1年の間、何十回とリモートで話し合い、少しずつ新しいチャレンジをはじめました。

チャレンジといっても、すべて自分たちがやってみたいことです。しかし、どれも素人です。経験のある人から言わせたら、そんなの全くダメだ、とか言われてしまうかもしれません。でも、誰もが最初は初心者。少しずつ勉強していきます。

そんなやりたいことや試していることについての話を、屋根裏トークとして公開も始めました。このトーク自体も実験です。ただ、2人でだらだら話しているだけの雑談です。

でも、そんなチャレンジしている自分が楽しいので、できる限り続けてみようと思います。ご興味あれば、聞いてみてください。

あ、でも、やっぱり実際に人と人とが対面で会って、物事を共有するという体験が一番いいなーって思います。状況がよくなって、安心して集まれるときが来たら、また箕澤屋舞台に何かやりたいな。

Ayana

Ayana

箕澤屋プロジェクト代表兼管理人。2014年にこの家の存在を知り、魅力的なこの家を残すために活動しています。夏だけかき氷カフェ店主。フルーツ農園の娘。同じく管理人Kobadaiと2人でゆるーい雑談Podcastもやってます。
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