箕澤屋に木目調の素敵なピアノがやってきた
先日、箕澤屋にピアノがやってきました。古民家にぴったりの素敵な木目調のピアノ。ピアノが入るにあたり、設置場所を検討し、補強工事もして、ようやく9月末に設置が完了しました。これから箕澤屋の一つの顔として、ときに活躍してくれるかもしれないので、導入記録としてブログにまとめます。
ピアノが入ったきっかけ
このブログでも残っているように、私たちが保存活動を始めてから、箕澤屋では何度かクラシック演奏会など、ピアノの音色が響く機会がありました。そこでは、アーティストの皆さんに電子ピアノを持ち込んでもらって演奏を行なっていたのですが、そのたびに、ここにピアノがあったら素敵だよね。という話をたびたびしていました。しかし、都合よくそのときにピアノが手に入るわけでもなく、一生懸命探しもしなかったので、理想の話だけで終わっていました。
ところが今年の6月頃、たまたま家族の親戚の家で処分予定のピアノがあるとの話が浮上。これはこれは、箕澤屋が惹きつけているに違いない。というわけで、そのピアノを箕澤屋に持ってくることにしました。
床の補強工事
ピアノを持ってくるよ!と軽く言っても、200kg以上あるピアノ。自分たちでパッと運んでくるような単純な話ではなく、どうやって持ってくるか、どこに置くか、床は大丈夫か、ということを考える必要がありました。
そこで、建築会社の方に相談し、配置することにした大広間の板の間の床を補強することに。今の良さをそのまま残したいということで、見た目は全く変えず、床下に潜って補強工事をしてもらいました。
写真のような感じで床の下にコンクリートの土台に床束を入れて、ピアノの負荷に耐えられるように強化。今まで歩く度にガタガタ音がして不安感満載だった板の間が、びくともしない強い床に。
9月の中旬に工事が完了し、ピアノを迎え入れる準備ができたということで、ようやく先週の9月22日、業者の方4名ほどでピアノを運んでもらい、ピアノの設置が完了しました。
大広間に佇むピアノ
設置したのは、大広間の板の間の一角。
以前の演奏会でもステージにしたこともあった場所です。
さっそくたまたま箕澤屋に訪れた方が弾いてくれてちょっとした演奏会になり、やっぱり箕澤屋にはピアノがマッチするなと感じています。
訪れた場所に、思いがけずピアノがあるのってちょっといいですよね。
実は私も昔ピアノを習っていたのですが、ピアノから離れて早20年、全くもう忘れてしまっています。
でも、せっかくピアノが導入されたので、次回箕澤屋に訪れた際には、昔を思い出してちょっと触ってみたいなと思っています。
これからまた冬がやってきてクローズ期間となってしまうため、しばらくは訪れる方も少ないかと思いますが、これから少しでも活躍してくれたらいいなと楽しみにしています。