古民家リノベーション② 物置となっていた古民家、ひたすら大掃除

さて、改修が始まるまでに我々がやらなければならないこと。

・・・・大掃除です。

今まで、箕澤屋を守る会の方々や、一角をオフィスとして利用してくださっている方々が、ときどき使用することはあったようなのですが、それ以外は長年使わずほぼ放置。 積み重なった荷物が山のように残っていました。

布団で山積みになった部屋を掃除しながら片付け。

人形やら洋服やら、とりあえず詰め込んであった箱をまとめたりと、少しずつ進めていきました。

古民家改修の大変なこと

ひたすら片付けをしていて思いました。

この大掃除というのは、古民家改修の大きな課題なのかもしれないと。 何が大変かというと、単純にすべて捨てるだけでよければ話は早いけれど、 やっぱり先祖のもの、と考えると闇雲には捨てられないものです。

そこで、一つひとつ、残すもの、残さないものを振り分けていって、残すものはきれいに仕分けし、残さないものは、現在のゴミ捨てルールに則ってすべて処理していく。 中には、今ではすぐに処理できなかったり、処分に費用がかかるものもあります。

しかも、箕澤屋の場合、土地が広く、蔵も複数あったため、物は置き放題、残し放題。 昔の物がなかった時代を表すかのように、ちょっとした紙や布まですべて残っていました。

しみじみ、これからの時代の空き家問題は大きな社会問題だなーと感じてしまいました。 そして、自分が残すものは最小限に、価値のあるものだけ残しておこう、と心に決めました。

優先順位をつけて必要なところから片付ける

片付け始めたら、すべてをキレイにしたい! そう意気込んで始めたのですが、広すぎる家を見て、すぐに諦めました。 まずは、工事にあたって必要なところに限って優先順位をつけて片付けようと。

ということで、設計士さんと工事の流れを確認し、必要なところは片付けるという方針に変更。 まず、始めに工事にとりかかる予定の北側の物置を片付けることになりました。

これが北側の部屋です。 どういう部屋なのかよく分からないのですが、扉を開けた先には、土蔵の入り口があり、物置兼通路として機能していたようです。

扉の横のドアを開けると、細かい箱がいくつも。 一つひとつ開けるのが、もはや恐怖でした。。

下には、もうこれはゴミでしょ。というものが大量に。 しかも、おそらくネズミがかじり散らしたようで、紙は粉々です。

それでも、まだ狭いエリアだったので数人で何とか一日がかりでいるものいらないものを選別し、工事が入れる状態にいきつきました。いよいよ工事開始です。

Ayana

Ayana

箕澤屋プロジェクト代表兼管理人。2014年にこの家の存在を知り、魅力的なこの家を残すために活動しています。夏だけかき氷カフェ店主。フルーツ農園の娘。同じく管理人Kobadaiと2人でゆるーい雑談Podcastもやってます。
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