箕澤屋でなぜクラフトビール?

6月に入り、ようやくプレオープン。

少しずつではありますが、カフェとバーとして整ってまいりました。

すでに来てくださった方々はご存知かと思いますが、箕澤屋ではいろいろなクラフトビールが飲めるよう、現在、約15〜20種類のクラフトビールボトルをご用意しています。

さてさて、なぜこんな長野の古民家にクラフトビールなのか、今日はその理由を書きたいと思います。

理由1. 箕澤屋のシーズンが夏だから

まずは、大きな理由として、2018年現在、箕澤屋が営業できる期間は、春〜秋の暖かい季節のみという制限があります。

というのも、昔ながらの古民家、良くも悪くも風通しがよく、冬場は外と同じくらいの寒さ。

現時点では、その寒さ対策までできておらず、ここで何かをするのは、あえてこの寒さを体感したい!という変わり者でない限り、心地よく過ごすことは難しいです。

そのため、営業期間を春〜秋の心地よい季節のみ、とさせていただいております。

その限定された期間の中で、楽しく過ごせる一つがお酒を飲むこと。

お酒であれば、日本酒もワインもいいけれど、やっぱり夏といえば、汗をかきながらおいしいビール、最高です。

ということで、イメージは期間限定のビアガーデン!

夏のビールがおいしいときに、古民家で楽しい時間を過ごせるなんて、すばらしい!

これが、まず1つ目の理由です。

理由2. 過去に地ビール醸造所があったから

2つ目の理由は、過去にここ箕澤屋に地ビール醸造所があったことです。

今もその記念碑が敷地内にあるのですが、かつて、この箕澤屋には明治時代にビール醸造所がありました。

現在は雨風にやられて存続が危ぶまれていますが、母屋の横にある水車小屋。
おそらく、その横に流れる水路の力を使って、水車を回し、その力でビール醸造に利用していたようです。

そんな歴史があるのだから、やっぱりここで出すなら地ビール、クラフトビールがぴったり!

ということで、過去の歴史も一つの理由になっています。

さらに、将来的には、過去にここで存在したビールブランド、気楽ビールを復活させられたらなーという妄想もしております。

ビール醸造所の話に興味のある方は、ぜひ以前の記事も読んでみてください。

かつて箕輪町に存在した地ビール、喜楽ビールのはなし

理由3. 店主がクラフトビールが好きだから

そして、やっぱり最終的な理由はここです。

私、箕澤屋店主、クラフトビールが好きなのです。

というより、クラフトビールという文化が好きです。

何年か前からクラフトビールにハマり始め、ビールフェスやブルワリーに行って飲んで楽しみ、酒屋に行ったらどんなビールがあるかチェックする、ということをしていました。

ビール好きというと、大酒飲みと想像されてしまうかもしれませんが、そういうわけではないと思います。

もちろん、人並み程度には飲みますが、底なしに飲めるわけではありません。

たくさん飲むことが好きというよりも、ホップや麦の品種、量、配合の仕方によって千差万別、ほんっとうにいろいろな味に仕上がるクラフトビールを知って、そして、味の違いを楽しみながら、人と会話して豊かな時間を過ごす。

そんな、クラフトビールで生まれる時間に価値を感じているというのでしょうか。

何だかきれいごとにも聞こえますが、やっぱり知って楽しみが増えるというのは、大人の楽しみ方の一つだなーと思います。

そんなクラフトビールを、さて、ここ箕輪で飲みたい!

そう思ったときに、近辺には、クラフトビールを飲める場所が見つけられませんでした。

であれば、せっかくこんな心地の良い古民家があるのだから、ここで飲めるようにしたい、というのがきっかけです。

以上が、箕澤屋でクラフトビールを出しはじめた理由です。

クラフトビール好きはもちろん、まだ、クラフトビールってよくわからないけど興味はあるなーという方、
週末には、ぜひ箕澤屋へクラフトビールを飲みに来てみてください。

なお、いろんなクラフトビール違いを試しやすいように、お得な10枚チケットも用意してます。

ぜひおためしあれ!

Ayana

Ayana

箕澤屋プロジェクト代表兼管理人。2014年にこの家の存在を知り、魅力的なこの家を残すために活動しています。夏だけかき氷カフェ店主。フルーツ農園の娘。同じく管理人Kobadaiと2人でゆるーい雑談Podcastもやってます。
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