土蔵の整理。箕澤屋は、皆さまに支えられています

3月になり、だいぶ暖かくなってきましたね!
ようやく動ける季節がやってきます。
はー、それでも冬は長かった。

冬の間、ちょこちょこ進めていた土蔵の片付け。
成果としては、土蔵の中に埋もれていた古道具やら木材やらが、箕澤屋チームのがんばりにより、だいぶ片付いたこと。

その中で、改めて箕澤屋は支えられているなと。

というのも、最も後回しになっていた一番奥の土蔵。

母屋の裏手にあり、正面からは見えないのですが、こちらも一昨年屋根が台風で吹き飛び、母屋の一部を破壊したりと、徐々に朽ちてきておりました。

これは夏に裏の駐車場から撮った写真ですが、左手に見えるのが母屋です。
よーく見ると、屋根の上の部分がすっかりなくなって、土が見えてしまっています。

とまあ、この土蔵、しばらく使わないにしても、何れはどこかで整理をしなければならないよね。

そんなわけで、この冬に手をつけました。

2階建ての中はこんな様子。

わー、またまた木材やらなんやら。

これをどう処分していいのか。

もちろん、使えそうなものはたくさんあるけれど、なかなかほしい方を見つけて、引き取っていただいて、とやるにも多すぎる。

そんな中、協力してくださったのが、箕輪町の小池造園さん。

あるきっかけで、箕澤屋に来る機会があり、話をしていたところ、実は私たちが引き継ぐ前に活動していた「箕澤屋を守る会」のメンバーだったとのこと。

当時も、箕澤屋を保存するために、庭を整備したり、いまの駐車場の出入り口を作ったりと、箕澤屋にいろいろ貢献してくださっていたそう。

そんな中、現状の話を聞き、ご厚意で土蔵の古材や古道具などを運んで処分等してくれるということに。

まさかの助っ人の登場で、ターゲットとなる裏の土蔵の片付けが一気に進みました。

さすが、造園のプロ。
大きなモノを移動して、運び出すのも早い早い。

箕澤屋チームが到着したときには、すでにある程度の運び出しが終了しており、さささーっと運び出してくださいました。

本当に感謝です。

こうやって、いろんな人たちに支えられてここまで残ってきたんだろうなと、改めて感じる出来事でした。

さて、当の土蔵はこんな感じに。

次の課題は、この土蔵をどうするか。

おそらくこのままでは使えないので、後々は何か考えなければです。

とは言っても、実はここよりもいま窮地に立たされている建物が別にあり、そちらの選択に迫られているのが現状です。

その話は、次回の記事で詳しく書こうと思います。

その前に、念のため、まずはお声がけも書いておきます。

箕澤屋には、上記のような空き土蔵がいくつかあります。

もし、信州で古民家や空きスペースを探している、という方が、万が一いらっしゃれば、ぜひ一度ご連絡くださいませ。

Ayana

Ayana

箕澤屋プロジェクト代表兼管理人。2014年にこの家の存在を知り、魅力的なこの家を残すために活動しています。夏だけかき氷カフェ店主。フルーツ農園の娘。同じく管理人Kobadaiと2人でゆるーい雑談Podcastもやってます。
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