最低気温−13℃!真冬の古民家 in 長野はやっぱり寒い

今年は、箕澤屋の改修が完了してから初めての冬越しです。そして、季節は1月末。
いよいよ時期的にも最も寒い時期になってきました。
冬はオフシーズンだからお休みだよねー、とは言っても、一度くらい寒い時期を体験しておかないと!
そう思い立ち、数日間滞在することにしました。

箕輪町は、長野県の中でも南信地方に入るので、長野市や白馬に比べたら、まだまだ暖かいほう。
雪も年に2〜3回大雪が降る程度です。

とはいっても、さすが雪国長野。だいぶ冷えました。
東京の暖かさに慣れきってしまった私には、かなりの寒さです。

しかも、屋根が高く、おもしろいほどに風が通る隙間だらけの古民家。

カチッと閉めても、こんな状態。
ストーブをつけ続けても、冷気がたっぷり入ってきます。

この冬一番の寒さ!

さて、そんな古民家での滞在。
さっそく何度くらいになるかなーと天気予報を見ると、なんと最低気温が−15℃
そりゃー寒いことは予想してたけど、ここまで来るとこの冬一番の寒さじゃないですか。

東京でも真冬はホットカーペットの上から離れられないほど寒がりな私。
覚悟を決めて、万全の準備をしていきました。

冷え性寒がりの寒さ対策は

まずは、暖房器具。

少なくとも、部屋を暖める器具は必要と考えていたので、ガスストーブは既に設置してありました。
それに加えて、私の大好きなホットカーペット。じんわり下から来る暖かさは冬の必需品。人が集まったときにも使えるよね、ということで家電屋さんで購入。

暖房器具で部屋を暖めても、出入り時や、朝方はやっぱり寒いので、数枚の上着に、裏起毛のタイツ、さらにモコモコ暖かソックスも準備。

布団ももちろん準備しました。
暖かシーツの上に、毛布2枚+掛け布団+羽毛布団

さらに、古民家だからこその部屋の寒さ対策。

隙間風を防ぐ便利グッズ「隙間テープ」が大活躍です。

まだカーテンをつけていない窓には、少しでも風を遮るためのダンボール&座布団配置。

心配なのは、トイレと浴室の水回り

改修時に、建築会社の方と何度も話した真冬の凍結対策。
暖かい時期にはなかなか想像できなかったけど、現実が目の前に来るとやっぱり危機感が出てきますね。

対策のうえで作っているので、ある程度安心はしてたのですが、滞在1日目に想定外が発生!
まず、浴室の洗い場に残っていた水が凍りつき、ミニスケート場のように。
そして、トイレの手洗い場では予想していなかった排水管に溜まっていた水が凍結し、排水せず水が溜まってしまいました。

うん、長野の冬ってやっぱり寒いんだ。とここで実感。

ひとまず、壊れたわけではないので問題なし。
ただ、さらなる問題が起きないように、排水管には断熱テープを巻き、せめてもの対策として、浴槽に溜めたお湯を流さずに朝まで置いておくことにしました。

寒いけど気持ちいい伊那谷の朝

そして、朝方。

布団から出ると、うー寒い
さて、気温はどのくらいかと思ったけど温度計がなかったのでスマホでチェック。

7時台に−13度

-15度まではいかなかったけど、やっぱりこの冬一番の寒さ。 そして、寒さを体感しようと思い、外に出てみました。

地面は凍りついて白くなっています。

屋根も白い膜が貼ってる状態。

もちろん、水路も凍ってます。

おぉ、車もここまで白く。。 ちなみに、この状態でワイパーを動かすと、ワイパーが壊れる可能性があるとのことです。

とにかく寒い。 でも、空は雲ひとつなく晴れていてとっても気持ちいいです。 伊那谷から見えるうっすら雪がかった山が何ともきれい。

濡らしたタオルを振り回してみる

久しぶりの寒さ体験だったので、子どもに戻って濡らしたタオルを振り回してみました。 しかし、北海道みたいに一瞬では凍らず。 なーんだと思い、タオルを10分ほど放置。

おぉ、凍ってる!

しかも、ツララ付き。

ちょっと遊んでしまいました。 ちびまる子ちゃんに出てくる花輪くんの髪型みたい。

水回りのチェックへ

大人に戻って、水回りは大丈夫だったかなーとお風呂場へ。

蓋を開けてみると、うん、凍ってない。
さすがにもう冷たいかなーと思い、手を入れるとほんのりまだ暖かい!
お風呂のお湯を残しておくのは、かなりの効果があるんですね。

これで、真冬の滞在感覚も分かり、ひと安心です。
今回は数日だったけど、これが毎日だと辛いだろーなー。やっぱり春が待ち遠しい!

Ayana

Ayana

箕澤屋プロジェクト代表兼管理人。2014年にこの家の存在を知り、魅力的なこの家を残すために活動しています。夏だけかき氷カフェ店主。フルーツ農園の娘。同じく管理人Kobadaiと2人でゆるーい雑談Podcastもやってます。
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