ビストロなゆた 〜 移築した古民家空間が魅力的な箕輪町のフレンチレストラン

箕澤屋での運営をスタートしてから、ちょこちょこ名前を聞いていたレストラン、「ビストロなゆた」という箕輪町で、箕澤屋からも近いフレンチのお店。
しかも、箕澤屋と同じ古民家ということで、行ってみたいなー、とずっと思いつつ、夏の営業期間中は伺うことができずにおりました。

そんな中、箕澤屋営業も終了した週、ごはんでも食べに行こうかー、どこに食べに行く?

これはこれは、なゆたさんに行くチャンスじゃないの!
というわけで、初年度終了の打ち上げに、ということで予約して行ってまいりました。

ひさびさの立派な食事に感動し、これはブログに書かなければ。
と、思ってしまったんですね。

ひっそりとした眺めのよい場所にあるお店

ビストロなゆたさんのお店は、箕澤屋から車で約10分。

この辺では有名な、ながたの湯という温泉へ向かっていく途中なのですが、一見、お店がありそうな感じはない通り。

地図を見ながら向かっていっても、ほんとにこの通り?という少し細めの道に、ひっそりとお店を構えています。

隣に用意されている駐車場へ車を停めて、入口に向かっていくと、趣のある古民家の入口が見えてきます。

玄関では、必ずチャイムを鳴らしてください、とのこと。

一瞬、これはお客さん用?と迷いもありつつ、チャイムを鳴らすと、スタッフの方が出てきて迎えてくれました。

なるほど、きっと住宅用古民家ベースの建物だから、人が来たことに気づきにくいためなのかな?

そうそう、わかる。

箕澤屋もお店仕様になっているわけではないので、チャイムがないと気づきにくいのよね。

古民家だけど、整えられている落ち着いた空間

玄関から入ると、一見本当に普通のおうち。

それもそのはず、今の店主さんのご両親が、元々は住宅として新潟から移築してきた家を、13年前にお店としてオープンさせたとのこと。

移築してきたのは、さらにもっと前で既に数十年も経ってるとのことだから、移築後から考えても既に古民家。それなのに、このきれいな状態を保っているってすごいなーと感心です。家は大切に使えば、それだけ状態よく残るんですね。

廊下を進み、奥の扉を開くと、

おー、すごい。ちゃんとしたレストランだ。

しかも、古民家なんだけど、洋風な要素も入ってる。

テラスのようなサンルームや洋風の家具など、フランスの要素がたっぷり散りばめられた空間。

壁には、いくつものステンドグラスが入っています。

あとで店主さんに話を伺ってたところ、こうしたステンドグラスや中のインテリアなどは、ご両親の趣味だそうで、せっかくこんな空間があるなら、住むというよりもお店として利用した方がいいね、というところからスタートしたそうです。

こちらは、青い壁が印象的な奥のお部屋。

人が多いときなどのみ開けるそうですが、これがまた、いい雰囲気。

窓際には薪ストーブもあり、外の景色がまたステキ。

窓から見える景色は、木々が立ち並ぶび、ちょうど季節的にも落ち葉が散りばめられて、小さな森の中にいるようです。

ただ、店主さん曰く、春のほうがよりきれいなんですけどねーと。これは、春にもまた見に来なければ。

自家製パン2個付きのランチで大満足です

空間のことばかりで興奮してしまいましたが、お料理の方もまた大満足。

このときのメニューは、メインに加え、前菜・サラダ、スープ、パンが2個ついて1,500円というランチ。

お腹も空いていたので、すぐさまパンをいただきまして。

あーーー、おいし。

この焼き立てパンかな?自家製のパンをまず1個ペロリといただき、前菜では、3種のテリーヌ。

それぞれ、スモークチーズ、生ハム、いちじくなどがのっていて、一口食べただけで、おいしい。単純過ぎて、表現力がなさすぎますが、とにかくおいしいを連発。

途中にスープを挟み、メイン料理。

4種類あった中からは、マスタードの味付けに惹かれてチキンを選択。柔らかいお肉に、マスタードのソースが絡んで口の中でじゅわっと広がります。一緒に行った母は、イワシのフライを頼み、お互いに味見です。どちらもおいしくてやっぱり大満足。

今回は食べれなかったけど、次はガレットを食べてみたいなー。

というのも、最近このあたり、伊那谷では地域の食として伊那谷のそば粉を使ったガレットをイチオシしていて、この近辺のいろんなお店で、ガレットを出しているんですね。

それぞれのお店で特徴のあるガレットが楽しめるということなので、私も今後いろいろ試してみたいなと。

味のある年季の入ったレジにテンションがあがります

帰り際に目に入るのが、この年季の入ったレジ。

この古民家だからこそマッチしてて、古いもの好きにはたまらないレトロ感。楽しませてくれますねー。

ランチタイムの終わりかけ、落ち着いてきたタイミングで店主さんとも、同じ古民家同士として、少しお話させていただき、店内を見せていただきました。

こちらが、サンルームの席。

冬なんかは日があたって、暖かくて気持ちよさそう。食事ついでに外も出て散歩できるらしいです。

窓からチラッと見える建物は、ピザ窯。以前は、週に1回のみピザも提供していたそうなのですが、今はお休み中。

また復活したらぜひ食べに来たい。

奥にはこんな和室もあります。

窓際にはかわいいミニキッチンも。

お子様連れなんかは、ここなら子どもも遊びながら、ゆっくり食事できそう。

箕輪町でゆっくり贅沢ランチしたいときに行きたいお店

平日の昼から、ランチでゆっくり贅沢な時間を過ごしてしまいましたねー。

よくよく考えたら、箕澤屋の営業が始まってから、ゆっくり外でフレンチを食べるなんて時間がなかったので、実は食べてる途中に、このおいしさが嬉しくて、なぜか涙が出そうになってしまいました。

車移動が中心で、お店がたっくさんあるわけではないこの地域で食事処を探すのは、意外に大変なんですよね。

ましてや、こんなに気軽にフレンチを食べれるお店ってなかなかないので。

今のところ、平日だけなので週末観光で来た場合には行けないのが残念ですが、もし平日に箕輪町・伊那周辺でゆっくりおいしい食事をしたい場合は、とってもおすすめです。

ちなみに、洋食だけでなく、月1で和膳ごはんなんかも出しているそう。そっちも気になるなー。

いわゆる食ブログみたいになってしまいましたが、箕輪町のおすすめの一つとしてぜひ書きたくて書いてしまいました。

この機会に、古民家つながりでなゆたさんともいろいろお話できて、また来年一緒に何かできたらいいなーなんて、密かに考えております。


ビストロなゆた
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※来店する場合は、予約するのがおすすめです
※最新の営業時間等は、上記リンクをチェックするか直接連絡のうえご確認ください

Ayana

Ayana

箕澤屋プロジェクト代表兼管理人。2014年にこの家の存在を知り、魅力的なこの家を残すために活動しています。夏だけかき氷カフェ店主。フルーツ農園の娘。同じく管理人Kobadaiと2人でゆるーい雑談Podcastもやってます。
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